逆転夫婦の子育て日記

スーパー専業主夫の夫とフルタイム会社員の妻(家事能力低めw)の意外に”アリ”な子育て日記

育休ボーナスタイムに紡がれた不思議かつ強力なご縁③

今日の記事はこちらの続きになります。

amanatsumikan.hatenablog.com

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「ぜひ息子さんと一緒にいらして!
 赤ちゃんの存在はみんなのパワーになるから!」

近々開店するというコーヒーとワークショップのお店のオーナーの
Yさんに最初に言われたのが、この言葉でした。

 

ワークショップの第1弾として、
フライパンで焼けるパンをつくるワークショップを行うとのこと。

フライパンで焼けるパンなら、子育て中でもハードル低いかも!と思い、
でもさすがに赤ちゃん連れは無理だろうと思っていた私に、
その迷いを読み取ったかのように、
先にそう声をかけてくださったのでした。

本当に大丈夫かなと思いながら参加すると、
Yさんや先生はもちろん、参加者の皆さんも、
息子連れの私を大歓迎してくれたどころか、

「大変なときよねぇ!
 こうやってどんどん息抜きした方がいいわよ」

と。


こねる作業や焼く作業など、手がかかる時は、
皆さんが代わる代わる息子をだっこしていてくれる。
離乳食が始まった息子も、無添加安心なできたてのパンを
一口食べてご満悦!
終了後は、みんなで美味しいコーヒーをいただいて、
大人たちもご満悦!



それ以来、すっかり毎日の散歩コースに組み込まれたのでした。

Yさんや他のお客さんたちとおしゃべりしながら、
丁寧に淹れられた美味しいコーヒーを飲む。なんて至福!!

しかも、みんなが息子のことを抱っこしてかわいがってくれたり、
子育ての大変さに共感してくれたり、
自分たちの子育ての経験から、と、
気持ちがすーっと楽になるようなアドバイスをくれたり。
なんだか自分を取り戻せる瞬間のような感じでもありました。

個人的には、いい加減でいいのよー、みたいな、
ふっと気持ちをゆるめてくれる言葉がありがたかったかな。笑


普段ならゆっくり見ることもかなわないお買い物も、
「息子ちゃん見ててあげるからたまにはゆっくり行ってきたら?」と
いろんな方が声をかけてくださるので、
ひさびさに、生活必需品ではない、心ときめく雑貨を見たり、
フラワーショップのお花たちに癒されたり。


Yさんのお店を中心に、そこに集まる人たちとのご縁が
どんどん広がっていきました。

「その場所」は、なんていえばいいんでしょう、
まるでイヤな人は入ってこられない「結界」が張られているかのような・・・笑
集まってくる人が本当に心からステキな人たちばかりなのです。

そこに確実にあるのに、見えない人には見えない・・・
そんなふうに思えることも多い不思議な場所でもありました。



どんどん顔見知りが増え、息子のことをかわいがり、気遣ってくれる皆さん。
息子さんに、と、ボーロなどのオヤツや、
ちょっとしたおもちゃを持ってきてくれたり、
おふるのおもちゃや絵本を譲ってくださったり。
古いライカで写真を撮って、現像して持ってきてくれる人がいたり、
手遊びを教えてくれるおねえちゃんがいたり。


それはまるで、昔ながらの子育て。
ご近所中で息子を育ててもらっているような・・・そんな環境でした。

子供が生まれたことで激変した生活の中、
諦めたり遠慮したりということも多い一方で、
だからこそ出会える縁や場所がある・・・
そんなひとつひとつを大切にしていきたいなと思いました。



そして、このご縁が。

私の職場復帰後、
夫が育児のメインの役割を担う段になって、
さらに強力なパワーを発揮してくれたのです。