育休ボーナスタイムに紡がれた不思議かつ強力なご縁①
というわけで、本題に戻りますが・・・
私にとっての育休は、
息子との貴重な時間を100%一緒に過ごせたというだけでなく、
私自身のボーナスタイムとしても貴重な経験となりました。
新生児と呼ばれる時期を過ぎると、
少しずつ、お散歩の時間を取るようにしていきました。
最初は夕方の10分、そのうち30分へ、
そして1時間、数時間・・・
数ヶ月をかけて、少しずつ時間を延ばしていきましたが、
日々のお散歩は、私自身にとっても貴重なリフレッシュタイムでした。
抱っこ紐(スリングがしばらく大活躍しました!)に息子を入れ、
ゆっくり歩きながら見える世界は、
これまで見てきた世界とは大違い。
「今日もお空が青くて気持ちいいね~」
「ほら、薔薇さんが綺麗に咲いたね~。綺麗ね~」
「風が気持ちいいね~」
なにげない自然現象がすべて新鮮に感じる日々。
世界はこれまでと変わらず在るはずなのに、
息子が生まれる前と後で、別世界に降り立ったような気分。
「生まれてきてどう~?楽しい~?
お母さんはあなたに会えて本当によかったと思ってるよ~」
「ほら、お兄ちゃんが楽しそうに遊んでるね~
あなたも楽しいこといっぱい見つかるといいね~」
はたから見ると、ぶつぶつあやしい人だったかもしれませんがw、
気付けば常に話しかけていました。
(不思議なことに、自然に”母の声”になってるんですよね~)
いま思えば、これもとても貴重な時間だったなと。
*先の「才能逓減の法則」的にもよかったなと思います。
そして、
普段は都心まで通勤しており、週末も出かけることが多かったので、
実はこんなに長時間地元にいるのは、初めて。
息子が生まれる少し前に同じ市内から引っ越してきたのですが、
引っ越してきた頃にはだいぶおなかも大きくて、
あまり動けなかったので、地元については未知の世界。
そういう意味で、日々のお散歩は、地元開拓の日々でもありました。
こんなかわいい雑貨屋さんがあったんだ!
ステキなカフェがこんなところに!
幼児英語教室、へぇ~!
こうしたちょっとした発見や刺激が、
慣れない育児に追われていた当時は、いいリフレッシュになっていました。
そのうち、最初は外でのオムツ替え1つにも手間取っていた日々から、
少しずつ外出にも(親子ともども)慣れ、
お散歩だけでなく、地域の子育てセンターやイベントなどにも
顔を出してみるようになりました。
お話しする顔見知りのママさんも増えてきました。
そこで教えてもらったのが、
いまや私たち家族にとってかけがえのない場所となった
「ある場所」のことでした。
(つづきます)